この本は、会社で1on1導入を検討している方や、
会社で1on1を推進している方に、是非読んでいただきたいです。
あなたは何故、社内で1on1をやろうと思ったのですか?
そこには何かしらの問題意識がありましたよね。
この本を読むと、その問題意識のバックグラウンドがわかります。
本書では、
組織の発達段階を、その構造・慣行・文化などから区分し、色分けしています。
・衝動型組織(レッド) ・順応型組織(アンバー) ・達成型組織(オレンジ) ・多元型組織(グリーン) ・進化型組織(ティール)
1on1で解消しようと思ったあなたの会社の問題は何ですか?
例えば、
コミュニケーションの欠如
言われたことしかやらない
メンバーの疲弊
などは
ほとんどがアンバーやオレンジ組織の限界によるものです。
だんだん世の中に合わなくなってきて、デメリットが目立つようになってしまったのだと思います。
それでは、アンバーやオレンジとは、どんな組織なのでしょうか?
この本に詳しく書いてあります。読めばストンと腑に落ちるでしょう。
そしてこう思うはずです。
「これは、そう簡単に変えられるものではない、、」と。
1on1は、時として、その変えがたいアンバーやオレンジの文化と衝突します。
そこを理解した上で、
どのように進めたらいいのか?
どんな覚悟が必要なのか?
誰に話を通す必要があるのか?
どんな1on1がよいのか? などなど、
ケース・バイ・ケースで調整していく必要があります。
この本は、それを考えていく上でとても助けになります。
「ティール組織」は2018年に発行されました。
600ページ近くあります。
かなりのボリュームです。
私は、一度通しで読んでから、何度も部分的に読み返してきました。
その都度、大事な部分に鉛筆で線を引いていたら、
分厚い本のほとんどのページに線が引かれてしまいました、、
それだけ中身の濃い本です。
今、あらためて、読み返してみると、オレンジからティール的な世界観への移行を、コロナ禍が後押ししていることがわかります。
2018年当初には、まだまだ遠い先だど思っていた世界が、意外と早く訪れるかもしれません。
1on1で現状を打破しようと考えているような意識の高い次世代のリーダーに是非読んでいただきたい1冊です。
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