■1on1に役立つ書籍:スタンフォードのストレスを力に変える教科書

不安やプレッシャー、つらい思い、、私はしたくありません。でも、この本を読んで、つらい経験も悪くないかな、と思えるようになりました。逃げるのではなく、カラ元気で覆い隠すのでもなく、ちゃんと受け止めて、良い面に目を向ける。そして良い面はどんな状況でも必ずある。むりやり思い込むのではなく、それに気づく。そうすればストレスは、成功や喜びや成長につながる。と、この本を読んだ今なら思えます。

1on1の相手が、大きなストレスを抱えていたとき、この本を理解しておけば、とても効果的な関わり方ができるでしょう。

本書には”ストレスを見直すエクササイズ”と ”ストレスを力に変えるエクササイズ” が所々に紹介されています。これらは少しアレンジすれば1on1の中で使えるものばかりです。部下の状況に合わせて工夫してみてください。

コーチング、カウンセリングを生業としている私に一番グッときたのは

”相手の苦しみだけでなく、相手の強さにも気づく必要があります。”

という一文でした。

1on1でストレスを抱える部下と向き合ったとき、決して哀れんだりしないでください。

”哀れみ”は、相手の苦しみと自分の距離をつくります。ですからあなたは安全かもしれません。

しかし、そのスタンスでは気づくことが出来ないのです。苦しみながらも良い面を見つけ出す相手の強さに。

大事なのは”心からの共感”です。

”心からの共感”は部下に勇気を与えます。そして、苦しみの中でも良い面に気づき、成長していく部下の強さが、あなたにも勇気を与えるでしょう。

この本を理解すれば、そんな1on1ができるようになるかもしれません。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

経営者・管理職・リーダーを対象に年間400回以上の1on1を実施。あの手この手で企業の対話文化を盛り上げています。静岡に住みながら、主にzoomで全国のクライアント様をサポート。伺いして集合研修をおこなったり、アウトドアでの研修も提案しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次