■1on1ミーティングの時、質問を考えていていると相手の話が入ってきません、、どうしたら良いでしょう?

先日クライアントから、「次に何を尋ねたら良いか考えると、相手の話をちゃんと聞けていないような気がする」というご意見をいただきました。これはよく理解できます。私もビジネスコーチングを始めたとき、同じ問題に直面していました。

しかし、今では私の全注意力は相手の話に集中し、次に何を尋ねるかを考えることはほとんどありません。そのため、相手の微細な感情に気づきながらトーンを合わせることができますし、また会話の要点を覚えて、後で引用することも可能です。

では、どうして私が次に何を尋ねるべきか考えずに、流れに乗って柔軟に会話を進めることができるのでしょうか?その答えは、単純に「慣れ」です。テニス、ピアノ、柔道など、なんでも繰り返し練習と実践を重ねることで、何も考えずに自然と体が動くようになりますよね。

ビデオゲームはこの典型例です。最初は操作が不慣れでも、コントローラーを使ってゲームに夢中になるうちに、考えなくても自然と指が動き始めます。1on1ミーティングで自然に質問が出てくるのも、この感覚ととても似ています。

それにインスピレーションを受けて、新しいツールを開発しました。その名も「1on1深掘りコントローラー」です。

問題解決や目標達成、経験学習促進に向けてこのコントローラーを縦横無尽に操作していきます。

それぞれのボタンに対応する質問の具体例は下の図の通り。もちろんこれだけではありません。また、言い回しはお互いの関係によって調整してください。

取扱説明書もあります。

【経験から学習を深めるボタンアクション例】

具体:〇〇っていうのは?
具体:もう少し教えて?

抽象:やってみてどう?

評価:満足度は10点満点中何点?

評価:何が良かった?

評価:どうしたら2点上がる?
他 :他には? 

改善:もう一回やれるとしたどうする?

応用:そのアイデアを横展開できるとしたら?

具体:具体的には?

【失敗から学び次のアクションに活かすボタンアクション例】

理由:なんでそうなったの?

具体:具体的には?
具体:ていうのは?
他 :他には?

抽象:ということは?

目的:本当はどうなりたい?

作戦:そのために何ができる?

具体:ていうのは?
具体:具体的には?

作戦:どうしたらできる?
作戦:〇〇社長だったらどうすると思う?
原因:なんでそう思うの?
抽象:ここまで話してみてどう?

作戦:最初に何やる?

予定:いつやる?

評価:できる自信は10点満点中何点?

評価:どうしたら10点になる?

最初は意識しないと出てこない質問も、コントローラーをイメージして実践を繰り返せば、そのうち無意識に臨機応変な連続プレーができるようになりますよ(^^)

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この記事を書いた人

経営者・管理職・リーダーを対象に年間400回以上の1on1を実施。あの手この手で企業の対話文化を盛り上げています。静岡に住みながら、主にzoomで全国のクライアント様をサポート。伺いして集合研修をおこなったり、アウトドアでの研修も提案しています。

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