■社長の私も1on1を受けた方がいいかなぁ?

若い社長さまなら「部下に1on1をやっているよ。」という方も多くなってきました。そして、上手にされている方は、その効用も実感されていると思います。すると、「私も誰かから1on1を受けたほうがいいんじゃないかなぁ?」と考えるようになるようです。はい、それ、強くお勧めします!社長こそ1on1を受ける側としてやるべきです。なぜなら・一番悩みどころが多く・一番深く考える必要があり・一番スピーディーな決断を求められ・一番組織に影響力がある。それが社長だからです。

社長の思考停止は会社の停滞に直結します。そんな社長に、受ける側としての1on1はとても効果があります。では、どんな1on1を受ければいいのでしょうか?それはズバリ「壁打ち的な1on1」です。このブログでは社長が受けるべき・壁打ち的な1on1の効用・壁打ち的な1on1のコツ・壁打ち的な1on1の相手選びについて解説していきます。

社長のあなたが実践すれば、大袈裟でなくあなたと会社の運命が変わるでしょう。是非、最後まで読んでみてください!

目次

壁打ちの効

よくこんなことありませんか?

パソコンの使い方がわからない、、

うーん、、どうやるんだっけなぁ〜

ねえ、ちょっといい?

はい?

これさ、ここなんだけどさ、
こうやるとさぁ・・

はい。

あっ、そうか、わかった!
ごめんごめん^ ^

はいはい、

ソフトバンクグループの孫正義会長は、「10秒以上は独りで考えるな。」といいます。

ご自身も、頻繁に側近の方々に自分の考えを語り、その場で発想を膨らませ、次々と事業化していったそうです。自分の考えや、今の状態を人に話すことで、思考が整理されたり、深まったり、拡がったりします。しかも独りで考える何倍ものスピードで! 孫さんはそれを十分理解し活用されています。

これがいわゆる「壁打ち」の効用です。

壁打ちのコツ

多くの場合、社長はその他のメンバーよりも、情報量が多く、それゆえ質の高い判断ができる環境にあります。そんな社長と社員が1on1をする、となると社員は戸惑いますよね、、しかも、社長のメンターとして?! どうしよう、、ってなりますよね、、社長のあなたも、社員からコーチング的な質問で回想させられたり、アドバイスをうけるのも抵抗があるのではないでしょうか?ですから、社長には壁打ちに特化した1on1をお勧めします。

そこでまず大事なのは、どんなことをやりたいのか相手に意図をしっかり説明して協力してもらうことです。「ここでやりたいのはこう言うことなんだ。」「こういう効果を狙っているんだ。」「だからこうゆうふうにやって欲しいんだ。」と。最初にしっかり説明をしてから始めましょう。

下記をご参考にしてください。

 ・1on1ていうか「壁打ち」ていうのをやりたいんだ。
 ・あなたには壁打ちの壁になって欲しいんだ。
 ・私がテーマを決めて勝手に話すから
 ・あなたはただ、うなずいたり、相槌うったりして、聴いてくれればいいよ。
 ・そのことで、私の考えが整理されたり、新しい発想が生まれるんだ。
 ・あなたは、話の詳細まで理解しなくてもいいよ。
 ・わたしも話しながらいろいろ考えてるから、まずは何でも受け止めてほしい。
 ・途中で言っていることが変わるかもしれないけど承知してね。
 ・アドバイスは私が求めた時だけににてね。
 ・あなたの評価には関係ないから安心して。
 ・話の内容は人に言わないでね。

壁打ちの相手選び

社長の壁打ち相手となると、誰でも良いわけではありません。誰を選ぶかで効果も大きく変わってきます。壁打ち相手を選ぶ際には、下記のような人を探すと良いでしょう。

過度に忖度しない人

社長を本当に敬ってくれている人ならいいです。しかし自分の保身にのみ細心の注意を払っているような人と壁打ちしても、反応が不自然なものになるので有意義な展開にはならないでしょう。 あなたもぎこちなさを感じるので、だんだんしらけてくるのではないでしょうか?

上から目線ではない人

社長に対して上から目線でくる人も少なくはありません。知識・ 経験をひけらかす人、アドバイスしたがりの人、評価判断をしたがる人、、、そのような人が役に立つこともこともあるかもしれませんが、壁打ち相手としてはふさわしくありませんん。壁打ちに際しては、上からでも、下からでもなく、ヨコの関係が保てる人が理想です。

信頼関係のある人

あなたのことをひとりの人間として尊重してくれている人。同時にあなたが一人の人間として尊重できる人が理想です。(これが上記のヨコの関係ですが) 地位や年齢に関わらず、利害を超えて人間として応援しあえる。お互いにそう思える人との壁打ちなら、安心して自由に発想を広げていくことができます。

精神的に健康な人

壁打ちをしていると、良くも悪くも相手と波長があってきます。元気な人と壁打ちしていれば元気が出てきます。前向きな人と壁打ちをしていれば前向きになってきます。相手の発した言葉よりも、相手の精神状態が自分に影響してきます。ですから、カラ元気の人や、前向きを装っている人と話していると、こちらが疲れてきます。壁打ち相手には、精神的に安定感があり、素直で明るい感じの人が良いと思います。 

感性が豊かな人

話していても相手からの反応がないと話す気がなくなってきますよね。かといって、不自然に大きな反応を機械的に繰り返されてもしらけます。「壁打ち」とは言うものの、本当に壁や機械みたいな人では務まりません。あなたほど広い見識は無くとも、あなたの話しを豊かな感性で感じ取り、自然な反応として、うなづきや相槌、質問が出てくる。そんな人がいいですね。

最後に

とはいえ上記の条件が全部揃った人は、なかなか居ませんよね。ある程度妥協しても構いませんので、とにかくやってみてください。また、相手によって話せる話題と、話せない話題がありますよね。相手を固定して、定期的にイベント化された1on1でなくても、不定期に、話せる人と、話せる話題で壁打ちをしてもらう。それでも良いと思います。

また、場作りカウンセラーは、あなたの最高の壁打ち相手になります。私どもは信頼関係の構築をライフワークとし、日々あり方とテクニックに磨きをかけています。あなたにとっての理想の壁打ち相手になるでしょう。社長様であっても通常のオンライン1on1と同一料金で申受けます。よかったらご検討ください。

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この記事を書いた人

経営者・管理職・リーダーを対象に年間400回以上の1on1を実施。あの手この手で企業の対話文化を盛り上げています。静岡に住みながら、主にzoomで全国のクライアント様をサポート。伺いして集合研修をおこなったり、アウトドアでの研修も提案しています。

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