私の担当している1on1ミーティングでのお話です。
いつもより少し元気がないクライアントさんに、その理由聞いてみました。
今日は元気がないように見えますが、、
仕事で急な展開があって、まだ消化できない感じです、、色々と考えなければならないことが多くて、、
とのこと、
じゃあ、そのテーマで話しましょうか?
と提案すると、
いや、この話は、もう少し整理ができてから話します。
とのこと。
みなさんなら、こんな時どうしますか? ?
私は、今回そのテーマで話す事を強く勧めて、実施しました。
なぜなら、こんな時が、1on1ミーティングが最も有効に作用する場面だからです!
普通、ビジネスでの会話は、
・意図を持って
・ロジカルに
・理路整然と
話すことが必要です。
そうでなければ低く評価されてしまいます。
相手が上司だったら叱責を受けるかもしれません、、
ですから、
いや、この話は、もう少し整理ができてから話します。
とおっしゃるクライアントさんの反応はごもっともです。
しかし、実は、ここが1on1ミーティングの真価を発揮するべき場面なのです!
こんな場面での1on1ミーティングは、普段のビジネスシーンとは真逆でよいのです。
普段のビジネスモードから、カチッとモードを切り替えください。
・話がまとまっていなくてもいい 。
・結論が見えていなくてもいい 。
・論理的に矛盾していてもいい 。
ここでは、理路整然と話すことが目的ではありません。
「頭を整理する」という目的のために話してもらうのです。
ただただ、今現在、クライアントさんに見えている部分を、
どんどん語ってもらえば良いのです。
とにかく、アウトプットを促します。
そのために、傾聴し、適宜質問を投げかけます。
評価判断、アドバイスは一切なし!
結論も、アクションも求めません。
ほんの15分、そんなコミュニケーションを取っただけで、クライアントさんは一昨日からのモヤモヤが晴れて、頭の中が整理され、自然とアクションプランを着想しました。
「もう少し整理してから・・」と言われるがままにスルーしてしまったら、部下はいつまでモヤモヤした霧の中で彷徨うかわかりません、、
状況を俯瞰するために、とにかく語る、アウトプットする。これが速いのです!
一般的なビジネスシーンではなかなか出来ないコミュニケーションですが、こんなコミュニケーションがビジネスを圧倒的に加速させます。
1on1ミーティングの冒頭で
「まだまとまっていない、、」
「迷っている、、」
「何をしていいかわからない、、」
そんな言葉が聞けた時は、有意義な1on1ができるチャンスだと思って、
そのテーマでセッションを進める事をおすすめします。
ただし、その前に、忘れてはならない重要なことがあります。
それは、
まとまっていない話でも、安心して話せる信頼関係を築いておくことです^_^
それでは、
あなたの職場に明るい好循環がありますように^_^
コメント