■1on1で「この話は、今度もう少し整理してから話します。」と言われたら?

私の担当している1on1ミーティングでのお話です。 

いつもより少し元気がないクライアントさんに、その理由聞いてみました。

 

サポーター

今日は元気がないように見えますが、、

プレイヤー

仕事で急な展開があって、まだ消化できない感じです、、色々と考えなければならないことが多くて、、

とのこと、

サポーター

じゃあ、そのテーマで話しましょうか?

と提案すると、

プレイヤー

いや、この話は、もう少し整理ができてから話します。

とのこと。 

みなさんなら、こんな時どうしますか? ?

私は、今回そのテーマで話す事を強く勧めて、実施しました。 

なぜなら、こんな時が、1on1ミーティングが最も有効に作用する場面だからです! 

普通、ビジネスでの会話は、

・意図を持って

・ロジカルに

・理路整然と

話すことが必要です。

そうでなければ低く評価されてしまいます。

相手が上司だったら叱責を受けるかもしれません、、

ですから、

プレイヤー

いや、この話は、もう少し整理ができてから話します。

とおっしゃるクライアントさんの反応はごもっともです。 

しかし、実は、ここが1on1ミーティングの真価を発揮するべき場面なのです!

こんな場面での1on1ミーティングは、普段のビジネスシーンとは真逆でよいのです。 

普段のビジネスモードから、カチッとモードを切り替えください。

・話がまとまっていなくてもいい 。

・結論が見えていなくてもいい 。

・論理的に矛盾していてもいい 。

ここでは、理路整然と話すことが目的ではありません。 

「頭を整理する」という目的のために話してもらうのです。

ただただ、今現在、クライアントさんに見えている部分を、

どんどん語ってもらえば良いのです。 

とにかく、アウトプットを促します。 

そのために、傾聴し、適宜質問を投げかけます。

評価判断、アドバイスは一切なし!

結論も、アクションも求めません。 

ほんの15分、そんなコミュニケーションを取っただけで、クライアントさんは一昨日からのモヤモヤが晴れて、頭の中が整理され、自然とアクションプランを着想しました。 

「もう少し整理してから・・」と言われるがままにスルーしてしまったら、部下はいつまでモヤモヤした霧の中で彷徨うかわかりません、、 

状況を俯瞰するために、とにかく語る、アウトプットする。これが速いのです! 

一般的なビジネスシーンではなかなか出来ないコミュニケーションですが、こんなコミュニケーションがビジネスを圧倒的に加速させます。

1on1ミーティングの冒頭で

「まだまとまっていない、、」

「迷っている、、」

「何をしていいかわからない、、」

そんな言葉が聞けた時は、有意義な1on1ができるチャンスだと思って、

そのテーマでセッションを進める事をおすすめします。

ただし、その前に、忘れてはならない重要なことがあります。

それは、

まとまっていない話でも、安心して話せる信頼関係を築いておくことです^_^

それでは、 

あなたの職場に明るい好循環がありますように^_^ 

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この記事を書いた人

経営者・管理職・リーダーを対象に年間400回以上の1on1を実施。あの手この手で企業の対話文化を盛り上げています。静岡に住みながら、主にzoomで全国のクライアント様をサポート。伺いして集合研修をおこなったり、アウトドアでの研修も提案しています。

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