■話が終始ネガティブで、1on1をどう締めくくればよいかわかりません、、

「後ろ向きな話しばかりの時、最後にどう締めたら良いかわからないんですよ、、」 

1on1ミーティングをやっている上司の方でこんな戸惑いを覚える上司の方がいらっしゃいます。 

もう少しく詳しくお聞きすると。 

「最後は部下に何か気づかせて終わりたいのですが、、 」

「最後は部下がやる気になった感じで終わりたいのですが、、 」

「最後は部下の何かしらのアクションを決めて終わりたいのですが、、 」と。

もちろん、それに越したことはありません。

でも、毎回そうならなくても良いと思います。

上記のような話の流れになることは1on1で狙ているところです。しかし、

それはあくまでも、部下が本音で話していることが大前提です。 

もし部下が、

「上司が色々示唆してくれるから申し訳ない、、」と思って、

実はピンとこない気づきや、心にもないやる気を装ったり、腑に落ちないアクションの約束をしてしまっては、部下のためにも、チームのためにもなりません。 

1on1ミーティングのなかで、なかなか前向きな言葉が出てこない、、 

それは、部下が上司に忖度なく、自分の内面に向き合い、気持ちをさらけ出している証拠かもしれません。 

そんな時は無理やりハッピーエンドで締める必要はありません。 

「後ろ向きな気持ちだけど、今の気持ちを上司と分かち合えた。」部下がそう思えるだけで、大成功だと私は思います。 

「そうなんだね、、、ああ、もう時間だね、また話そう」 

そんな締めでokです。

それでも大概、次回の1on1ミーティングの際には自分で何らかの答えを出しているものです。

本音を話すこと、本音を聴いてもらうことには、そんなパワーがあります。

本音をしっかり話していれば、その時すぐにひらめきがなくても、

その場で結論が出なくても、

頭が整理され、

心に余裕ができます。

1on1の後、そこに新しい情報が入ることで、突破口が見つかることがよくあります。

ですから、部下がネガティブな話しに終始するときに大事なのは、

状況をどんどん語ってもらい、頭の整理を促すこと。

心情をすべて受け入れることで、気持ちに余裕をもたせること。です。

これでOKです。

無理にポジティブにまとめる必要はありません。

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必要な人に届きますように。

  

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この記事を書いた人

経営者・管理職・リーダーを対象に年間400回以上の1on1を実施。あの手この手で企業の対話文化を盛り上げています。静岡に住みながら、主にzoomで全国のクライアント様をサポート。伺いして集合研修をおこなったり、アウトドアでの研修も提案しています。

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