何度もこの本を読んでいます。
1on1に役立つ要素がたくさんあるからです。
それを掻い摘んで、クライアントさんに共有しようと思い、、
しかし、この本を読んで、いつも思うのです。
本質はスキルやテクニックではない、、
そう思い知らされます。
著者のスティーブン・コヴィー博士のが、この本で著したかったのは
生き方。
私が、ビジネスに役立つ教訓を簡単にピックアップしようとするとき、
いつもチョットした違和感を覚えます。
ここで説かれているのは、ビジネスではなく、生き方だからです。
人格、人間性、生きざま。そういった土台を問われます。
実際、ビジネスシーンで行われる1on1も、土台となるのは人格、人間性、生きざまです。
その土台が伴わないテクニックは、必ず上滑りします。
しかし、クライアントさんにこれを伝えるのは重すぎるかな、、
どんな風に、どこまで伝えればいいのだろう?
そんな葛藤を抱えながら何度も読んでいます。
”第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される” の章の中に
はからずして ”一対一” という節があります。
その一部をご紹介します。
”相手を本気で理解しようと思って聴くから、 あなた自身も相手から影響受ける。 しかし、自分の心を開いて他者から影響受けるからこそ、 他者に影響与えることもできるのである。”
1on1の本質を言い得ているとおもいます。
私は、1on1のプロを自認しています。
聴くことの大切さを人に説いて、ビジネスシーンで実践していいます。
しかし、コビー博士はそれだけでは満足してくれません。
家族に対してはどうだよ? 両親に対してはどうだよ?
そう問いかけられている様な気がしてなりません。
もっと家族の話も聴こう。いつもそう思わせてくれます。
是非、第一の習慣から通しで読んでみてください。
単に「1on1に役立つ」以上の何かが得られると思います。そんな本だと思います。
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