場作りカウンセラーの濱松です。ほぼ毎日、どこかの会社の方とオンラインで1on1をやっています。1on1のアドバイスもしています。
先日、こんな上司の方がいらっしゃいました。
会社でコーチングの研修も受けたし、自分でコーチングの本を買って勉強もした。YouTubeも見て研究している。知識は充分、スキルもついてきた!
でも実際に部下と1on1をすると、どうもメリットが出せていない、、
イマイチ部下の気付きやアクションにつながらない、、
コーチングって難しい、、
もっと学ばなければ、、、、
そんな真面目な上司の方に試してほしい事があります。
これを試してもらった上司の方からは、
「だいぶコーチングの効果が出るようになりました!」
「断然スムーズにコーチングが出来るようになりました。」
そんな感想が聞かれました^_^
なぜ急にコーチングが機能するようになったのか?
その方法と理由を解説します。
部下にコーチングを学んでもらう
何をしたのか? スバリ、これです↑↑↑
えっ、て感じかもしれませんが、これはとても効果的です。
コーチングを本格的に学んだ方ならやったことがあると思いますが、
「相互コーチング」という練習があります。
コーチのスキル向上の為に、コーチ同士でお互いにコーチングしあうものです。
*私は未だにずっとやってますよ^_^
コーチングをする相手もコーチ。
ですからコーチングについてお互いによく知っています。
つまり、コーチングを受ける側も、コーチングにおけるメリットの出し方を心得ているのです。
そんな二人でコーチングをすると、
パーッと視野が拡がったり、
次々とアイデアが出てきたり
新たな気付きを得て停滞を打破できたり
コーチングからスルスルとメリットを引き出すことができます。
*このメリットがあるから、私は未だにずっと相互コーチングをやってます^_^
ちなみに、コーチには、こんな「あるある」もあります。
すごくコーチングの上手い先輩コーチにコーチングする時。緊張しますよね、、上手くできなかったどうしよう、下手くそだと思われたらどうしよう、、
でも、それって取り越し苦労です。
相手がすごいコーチのときほどコーチングは簡単なんです。
自分で勝手に、どんどん気付いていってくれますので(^^)
つまり、コーチングを受ける側の人が、どんな原理や、どんな方法でコーチングが機能するのか知っていると、とても有利なんです。
コーチングは二人で作り上げるもの
そうなんです。ここをちゃんと理解しておきましょう。
おそらく、コーチングを学んだ上司は、まず、評価、判断、持論の展開など(三角形の下の赤い矢印)を意図的に封印しようとします。
そして、意識してコーチング的なコミュニケーションを取っていきます(右側の青い矢印)
コーチングを学んで頑張っているのに部下とのコーチングが上手くいかない上司は、ここで止まっているのかもしれません。
部下も、図中左の青い矢印のように、意識してコーチング的なコミュニケーションを取っていかなければ、本来2人で作るべき「コーチングの関係」は片手落ちになってしまします。
「コーチングの関係」が片手落ちなら、そこから部下にもたらされるはずのメリットも限定的なものになってしまいます。
勉強熱心な真面目な上司の方、ここを見落としていらっしゃるケースが結構多いのではないでしょうか?
あなたが身につけたコーチングのノーハウを部下に伝授してあげましょう
ですから勿体ぶらずに、ネタバラシをしちゃいましょう。
・コーチングがどんなメリットを産み出すのか?
・なぜコーチングがそのようなメリットを産み出すのか?
・それをどうやって実現するのか?
・そのために、どんなポイントを踏まえるべきか?
別にズルいことではありませんよね^^;
部下はそれを知ることで、「コーチングの関係」を育てる術を心得、意識して繰り返すうちに、そのコツを掴むでしょう。
あなたは、あなたの知識を部下に教えることで、更に深く理解することができるでしょう。
部下の知識も増え、将来、彼が上司として1on1ミーティングのをする際に、大いに役に立つことでしょう。そうやって、1on1の文化が社内に拡がっていきます。
そして、なにより、あなたと部下の1on1が、コーチングのメリットを享受できる、とても有意義な時間になります。
*場作りカウンセラー合同会社では、オンラインによるコーチングのプチセミナーを行っております。
「自分で部下にコーチングを教えるのはチョット難しいな、、」
「自分も、もう一回学んでみたいな」
そんな方は一度、弊社までお問い合わせください。
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