クレアテック株式会社 ソリューション事業部ECマネジメント課 岡本課長
異動先でも1on1をはじめました。
■岡本課長のお仕事
ハママツ:岡本さんは現在どんなお仕事をされていますか?
岡本課長:主にECサイトのシステム開発を担当しています。
ハママツ:どんなご苦労がありますか?
岡本課長:様々な人とのコンセンサスを取っていく点でしょうか。開発メンバー、実際に使う担当者、お客様、サービスをご利用いただくお客様、と係わる人が多くなっていく上で皆が腑に落ちる回答を求められている点は、苦労ともいえますし、やりがいともいえる点です。また、部下の育成や成長を描くことも難しいなあと実感しています。
ハママツ:ちなみに部下の方々は何歳ぐらいなのですか?
岡本課長:22歳~25歳と若手メンバーも増えてきました。
ハママツ:みなさんお若いですね!育成はどんな事を主眼においていらっしゃるのですか?
岡本課長:技術の底上げや、ロジカルに物事をとらえられるようになる考え方を伝えるようにしています。
■自分のチームでの1on1の展開
ハママツ:部下の方々と1on1をやってらっしゃるとの事ですが、やってみていかがですか?
岡本課長:若手の育成は、ほんとに難しいですよね、、1on1をしていると「そうか、ここは時間を多くとって説明したほうがいいんだろう」のような発見がたくさんあります。
ハママツ:今までの1on1で印象的なエピソードを教えてください。
岡本課長:つい先週の話です。長く担当しているプロジェクトで、壁にぶつかり進まなくなってしまい、お客様からも納期の確認を心配されてしまう、、そんな案件を抱える部下と1on1をしました。「どう進めたらいいでしょうか?」と聞いてくる部下に直接アドバイスすることも出来たのですが、あえてせずに、”どんな事を聞いたらみんなから良いアドバイスをもらえるか?”をテーマに1on1でアイデアを出し、整理しました。彼は早速、然るべき人たちに、然るべきアプローチをして、ブレークスルーのきっかけを掴んだようです。その様子を今週の1on1の時に聞かせてもらいました。
ハママツ:素晴らしいですね!1on1は毎週やってらっしゃるのですね。若い部下の成長を感じますか?
岡本課長:ーん、あまり認識はなかったですけど、先ほど述べたような(上記の)アクションは3ヶ月前には出来なかったでしょうから、そう考えると成長してくれているのかなーと感じます。
■会社全体への1on1の展開
ハママツ:岡本さんは部下だけでなく、会社全体で1on1を展開しようとされていますが、その狙いは何ですか?
岡本課長:社内の関係の質を高めたいと思ったからです。大きな組織の再編があり、お互いがお互いのことをあまり知らない状態でしたから。関係の質が高く健康な組織にしたいという想いがあります。
ハママツ:他部所の責任者に岡本さんが1on1をされているそうですが、何か抵抗なかったですか?
岡本課長:特になかったと思います。再編以前から役職や職責を超えたフラットな風土のようなものがあるので、その点では1on1を開始することに弊害はありませんでした。
ハママツ:始めてみてどうですか?
岡本課長:お互いのプロフィールもあまり知らない中で1on1を開始したので、いつも新しい発見があります。続けていくうちに段々と、お互いに何を考えているのか見えてきたということもあり、普段から意見交換をすることも増えてきました。
ハママツ:社内での1on1の展開は今どの程度ですか?
岡本課長:今は私が3人の他部門の責任者と1on1をしています。そのうちの一人は、彼のチームのリーダークラスの部下と1on1を始めました。その様子を1on1でお話しいただく機会もありました。
ハママツ:自ら1on1を始めた部門責任者の方は、どんな事をおっしゃってましたか?
岡本課長:「彼の面倒見の良い一面が見えた」とか、「彼が自主的に朝礼を始めた」などと話していただきました。これまで自発的に出来ていなかった活動が実践でき始めているようです。
ハママツ:なるほど、じわじわと効果が出てきましたね!今後は1on1を通じてどんなところを目指して行きますか?
岡本課長:できれば全員に展開できて、心理的安全性の確保された、より働きやすい環境を作っていきたいと思います。
ハママツ:いいですね!私もそういうところで働きたいです。
■場作りカウンセラーにはどんな価値がありますか?
ハママツ:これまで、場作りカウンセラーは、外部コーチとしてお付き合いさせていいただきましたが、外部コーチにはどんな価値があると思いますか?
岡本課長:社内であまり話さない方の本音をうまく聞いてくれること。また、1on1をする立場の人にとっては、なるほど、こういう引き出し方があるんだ!と参考になります。定期的に研修をやってもらえるのもいいですね。
ハママツ:なるほど。1on1を通じて生の課題を聞かせていただいているので、それに即した研修を組み立てられるメリットは、私も強く感じています!
■どのような会社が弊社を利用すべきでしょうか?
ハママツ:それでは、場作りカウンセラーのサービスはどのような会社が利用すべきでしょうか?
岡本課長:少人数から規模感で40人程度になってきた会社やチームに有効ではないかと思います。
ハママツ:といのは?
岡本課長:人数 40人ぐらいがちょうど全員のことを知れなくなってくるんじゃないかなという感覚があります。この人はどんな仕事をやっているんだろう?とか。意思統一を図りづらくなるタイミングが出てくることがあると思います。もしかすると、離職者に頭を抱えてくることが増えてくるのもこのタイミングではないでしょうか?
ハママツ:離職の問題に1on1は有効でしょうか?
岡本課長:かなり効果あるのではないかと思います。お話しする機会、気づく機会、想いを吐露する機会が定期的にある。働き方やあり方の微細な変化を感じ取れる時間として、1on1はとても有効なのだろうと思います。
ハママツ:業種でいうと、どんな会社が場作りカウンセラーを利用すべきでしょうか?
岡本課長:私達のような制作会社や、開発チームなど、普段の仕事の中で、個人で作業をすることが多い業種で効果があるのかなと思います。寡黙な人のように見えても、実は結構お話し好きだったり、深く洞察されていることなど多くの気づきがあると思います。気づきの中から、外に向いてもらうきっかけができるとパフォーマンス向上に寄与できるのではないかと、感じています。
岡本課長:また規模や業種に寄らず、社内から1on1を推進しようとしている方は、外部コーチからその有効性や重要性を話してもらえると、より説得力を増してメッセージとして伝えられるようになるかもしれません。
■岡本課長の今後の目標
ハママツ:ありがとうございます。それでは最後に岡本さんの今後の目標をお聞かせください。
岡本課長:私も、周りのメンバーも、(インタビュー当時、新しい組織になって約半年)在り方を模索しながら仕事をしています。今後はよりお客様に目を向けて、お客様の気持ちになって仕事をするチームになりたいですね。1on1を活用しながら、これまで以上にこの人たちと一緒に働いていて楽しい職場を目指していきたいです。
ハママツ:それ最高ですね!岡本さんだったらきっと実現できると思います。今後も1on1をエンジョイしてください。応援しています!本日はインタビューに応じていただき、ありがとうございました!
クライアント様 アンケート
2020年8月
濱松が1on1を担当させていただいた皆さんにご回答いただきました。→こちらです